東の名湯・那須温泉
那須温泉と言えば、言わずと知れた名湯です。江戸時代の諸国温泉効能鑑でも、東日本で草津温泉に次ぐ別格扱い。そんな那須温泉には源泉が沢山ありますが、最も有名なものと言えば、鹿の湯でしょう。
そんな鹿の湯源泉を引き込み、宿泊で楽しめる温泉宿は約10施設。
その中の一つが、今回ご紹介する『雲海閣』です。
那須湯本のバスターミナルから徒歩8分くらい。
雲海閣の外観

松が大変立派な入り口。外観はかなり古い感じ。
昔の写真と比べると、出入り口の庇を補修したみたいです。
ちなみに予約の電話をかけると、宿が古いけど大丈夫か確認されます。
宿泊価格は通年1人5000円以下。受け入れは素泊まりのみです。
雲海閣の客室

暖房器具に大型テレビと、必要なものは一通り揃っています。

格安ながら、アメニティーや浴衣、茶菓子などもありました。
ただ、防音に関してはかなり弱そうなので、夜間はお静かに。
(この宿利用者に騒ぐ人はいないと思いますが)

共同のトイレと洗面はリフォーム済みで、すごく綺麗。
雲海閣の内観

まずはフロント。基本的に誰もいません。日帰り入浴の場合は、400円を受け皿に払って、入っている様子。

湯治客は、基本的に自炊です。徒歩で行ける範囲に、夕食を食べられるところはほとんどありません。

入り口にある標識はすごく立派です。昭和30年代の物のよう。
温泉への通路

こちらが名物?温泉への通路。古く暗い、長い廊下を歩きます。

こちらも名物?長い階段。

夜に下から見るとこんな感じ・・・
雲海閣の内湯1 明礬泉

こちらは、長い階段の手前にある、明礬泉。
お湯は大丸エリアの奥の沢から引いているそう。
透明に見えますが、お湯の底には大量の湯の花が沈澱しており、人が入ると白く濁ります。
入浴後は肌がサラサラになりました。
雲海閣の内湯2 鹿の湯

こちらが2つ目の浴室。先程の写真、長い廊下と階段の先にあります。

左が低温(42度程度)、右が高温(45度程度)。源泉の湯量で温度を変えています。
低温で体を慣らして、高温に入るのが良いでしょう。
なお、雲海閣内に体や頭を洗うための石鹸はありません。かなり強い酸性で、温泉自体に殺菌力があります。入浴前に、頭にもかぶり湯をしましょう。

泉質は、単純酸性硫黄温泉。
源泉は「鹿の湯・行人の湯混合泉」になっておりますが、これは公共浴場「鹿の湯」も同じです。
雲海閣の秘密

実はこの雲海閣、下から見るとさっきの長い廊下や階段の秘密がわかります。
赤丸が宿、青丸が鹿の湯源泉の内湯。その間の黒矢印が階段です。
こうして見ると、丘の上と下で、施設同士がかなり離れています。

不思議な造りの那須温泉・雲海閣。
別源泉の内湯が2つあり、祝前日も平日と同料金。これは、かなりお得です。
施設はかなりボロい感じですが、お湯は良いので、ぜひ宿泊or日帰りにどうぞ。
