趣深き箱根の宿『温泉民宿みたけ』




箱根の高級リゾート化

今の箱根といえば、東京からのアクセスの良さや知名度、その歴史から、幅広い世代から大人気。
『全域が高級リゾート地』とも言える料金設定のホテルや旅館がひしめく状況です。

しかしそんな状況に一石を投じる料金設定(2食付きで6000円程度/税込)に加え、高評価を得ている宿があります。
それがここ『温泉民宿 みたけ』です。おそらく箱根において、この料金で2食付きは他に無いのではないでしょうか?
 

アクセスは電車の場合、箱根登山鉄道・小涌谷駅から徒歩5分です。
バスの場合、蛇骨野バス停から徒歩2分。

中々の外観

 

外観は、結構強烈。崖にへばりついてる感が凄い。
とは言え、一人旅だし。外観を眺めに来たわけではないので、そこは気にせずチェックイン!

しかしながら、この古さで楽天トラベルの評価が4.5以上、googleの評価も4.4(2021年3月)です。すこぶる高評価ですが、この民宿のどこにそんな秘密が??

内観

 

フロントはこんな感じ。wi-fiは場所によって入るみたいです。
(フロントにパスワードが書いてありました)


次はお部屋。フロント階から1階降ります。

布団敷はセルフ。渓谷の見えるお部屋でした。暖房はありますが、冷房は見当たりません。


古い部屋ですが、こたつも有ります。あとなぜか除湿機も。


このお値段でも、ちゃんとお茶と茶菓子がきます。
携帯の電波はギリギリ入ったり、たまに圏外になったり。




宮ノ下温泉

もう1階降ると、お風呂階。廊下は古い建物特有の臭いがしますが、浴槽内は換気されてて大丈夫。

お風呂は大と小の2つ。この写真は大きい方の浴室。こちらは3名くらい入れる大きさ。


源泉掛け流しで、湯温は非常に高く、49度。
もちろんそのままでは入れないので、水で薄めてOKとのこと。
源泉の濃さを味わいたい場合は、ひたすら湯もみ・・・


こちらは小浴室。小さいほうは、一般家庭の風呂くらい?足は伸ばしきれません、
一人用ですね。
温泉はどちらも、24時間いつでも入れます。


ちなみにここは、宮ノ下源泉。
泉質は、ナトリウム-塩化物泉です。

意外な食事

夕飯は食堂でいただきます。山小屋を彷彿とさせる感じの食堂。

折り畳み机とパイプ椅子です。


夕食のメインは牛肉と蒸し野菜(日によって、変わるみたいですね)。

お高い旅館の夕食よりは多少品数が劣りますが、味が良い。びっくり。煮物もお浸しも、美味しく少し甘めで、東日本の人にはきっと好みのお味。
お米にもビールにも、よく合う夕食でした。


朝食もあの食堂です。由緒正しき日本の朝食。
ご飯のお供がいっぱいで、米が進みます。

感想

宿の見た目に反して、食事が美味しく、24時間源泉掛け流し。古い施設ながら、客室も悪くは無かったです。

この日の宿泊客は、私以外は一名利用のおじさん2人(壁は薄いので、隣の部屋が2人組とかだと声がすごく聞こえると思います)。
古い施設ではありますが、それでも今の箱根において、この安さで2食付きは十分魅力的。
一人旅だからこそ発見できる、不思議な魅力ある民宿でした。

ちなみに、宿内に自販機(ソフトドリンク・ビール・酎ハイあり)はあります。おつまみ系は売っていません。

近隣のオススメ

隣駅にある、『彫刻の森美術館』も、合わせて行ってみるのがオススメ。
 

野外展示の美術館で、一人でも楽しめます。なんと中にビュッフェスタイルのレストランも入っています。


追加料金無しで、ピカソ館も見られます。
 

帰りはバスで箱根湯本駅へ戻り、小田急ロマンスカーで東京方面(新宿)へ。
お安く楽しい、箱根一人旅でした。

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