言わずと知れた、天下の名湯・草津温泉。そこは、ひとり旅にも最高の適地。
今回は、そんな草津温泉の魅力とひとり旅について。
すごい泉質
江戸から現代まで、温泉番付で東のトップ。絶大な人気を誇る草津温泉。
その訳は、恋の病以外なんでも治す。そんな草津の湯の力にあります。
非常に強い酸性泉で、殺菌力も抜群。大腸菌でも3分で死滅します。効能も多数。
高温なのも特徴で、草津温泉は、加水・濾過・加温をしない天然温泉。その上、自然湧出量は日本一!
そんな素晴らしい湯の力を、温泉好きの日本人は昔から愛していたんですね。
転地効果が凄い
草津は、転地効果(普段の環境と違う環境で過ごし、自律神経をリラックスさせる効果)が凄いです。
・標高1000mの山の中のリゾート
・高い快適度指数を誇る避暑地(冬は雪国)
・古い町並みを色濃く残す、温泉街で過ごす
・天下の名湯に浸る
これだけ揃えば、他に類を見ない転地効果を得られるでしょう。
様々な湯巡りができる
草津の大源泉は、6つ。
湯畑・西の河原・地蔵・白旗・万代鉱・煮川です。
全て草津の中心地・湯畑から歩ける距離での入浴ができます。濁り具合や酸性度、肌あたりがそれぞれ違うので、お気に入りの湯を見つけてみてください。
無料で巡れる3源泉
白旗の湯(白旗源泉・無料共同浴場)
地蔵の湯(地蔵源泉・無料共同浴場)
千代の湯(湯畑源泉・無料共同浴場)
この3つは、無料の共同浴場で無料で利用できます。
(他にも16箇所の共同浴場がありますが、地元民専用となっています)
有料で巡れる2源泉
西の河原露天風呂(万代鉱源泉・有料)
大滝の湯(煮川源泉・有料)
御座の湯(湯畑源泉/万代鉱源泉・有料)
巡るのが難しい源泉 「西の河原源泉」
なぎの湯(地元民専用)、もしくは西の河原源泉を引いている6つの旅館
6大源泉全てに入るためには、西の河原源泉を引いている旅館に宿泊するのが良いでしょう。
全ての源泉を制覇するのも面白いですが、草津のお湯は効能の強いお湯なので、全部1日で巡ろうとすると、湯あたりする可能性があり注意。
そしてどこも湯温が高い!それも草津温泉の特徴です。
共同浴場の注意
草津の共同浴場では、石鹸が使えません(強酸性なので、泡立たない)。まあ石鹸が無くても、草津温泉はイソジン並の殺菌力があるんですけどね。
そして殺菌力が凄いとはいえ、必ず掛け湯等のマナーを守る事が大切。お湯を頂いているという、貰い湯の精神で利用しましょう。
また肌の弱い方は、出る時に肌を真水で流した方がいいです。成分が強いので、後から肌がヒリヒリすることがあります。
ひとり用の宿も多い
草津温泉は、古くからの湯治場として栄えてきました。今でも、湯治目的と思われる、1名用の客室をもつ古い旅館も多く、ゆっくり過ごすことができます。
そして、草津の町民憲章は「歩み入る者にやすらぎを、去りゆく人にしあわせを」です。
観光で成り立つ町である事を古くから自覚している草津町は、全ての旅行者を優しく受け入れてくれます。
オススメの宿
大日の湯・極楽館
草津では非常に珍しい、ぬるめの自家源泉を持つ宿です。貸し切り風呂が3つに対して、客室が5つと文句無しの比率。2階のレストランも美味しい。
3階の客室までは階段のみで、結構急斜なので、そこだけ注意。
貸切風呂24時間入浴OK!/じゃらんならお得な期間限定プランや直前割引情報が満載。当日/直前のオンライン予約もOK。草津…
望雲
木造の美しい和風旅館で、西の河原源泉を引いている宿。なんと江戸時代、十返舎一九や小林一茶も訪れた宿だそうです。
お値段は少し高めですが、一人でも宿泊可。
十返舎一九とゆかりのある老舗旅館。露天内湯の良さと潤いの宿/じゃらんならお得な期間限定プランや直前割引情報が満載。当日/…
草津温泉でひとり旅
草津は標高が高いので、私的には諏訪と並んで、好きな避暑地のひとつ。
草津で一人旅。無料の湯巡りがオススメですが、別に何もしなくても・・・
草津温泉に貼られていた、裸の大将こと山下清の
「なーんもしない、いるだけで、いいんだな」
というポスターが印象的でした。そんな一人旅を、皆様も草津で体験してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人の
草津温泉
過去滞在日数(合計) 50日以上