八ヶ岳の名湯。唐沢鉱泉。




八ヶ岳の秘湯。唐沢鉱泉へ。

八ヶ岳の秘湯にして名湯。唐沢鉱泉。ここは八ヶ岳西側、天狗岳登山口にある秘湯。
渋の湯からは、直線距離で南へ約1kmの距離にあります。

路線バスは無し。宿泊者には、宿の送迎があります(茅野駅から30〜40分くらい)。
周りは八ヶ岳の山々に囲まれています。一人泊OKの宿です。

鉱泉の泉質

二酸化炭素冷鉱泉との事で、非常に貴重な泉質。入浴すると、肌に炭酸の泡が沢山ひっ付きます。

美しすぎる源泉

唐沢鉱泉の建物の脇には、源泉があります。非常に美しい。横には登山道が通っていて、登山者の目を惹きます。

このお湯に入れるなんて・・・どんなお湯なんでしょうか


ちなみに近づくとこんな感じ。美しい色は、コケと湯の花の色でした。




美しすぎる浴室

入浴時間は朝7時〜22時。

唐沢鉱泉の浴室は、素晴らしいの一言。湯船は古代杉で源泉かけ流し。床はヒバ造り。石組の壁と柱も見事。
湯船の右側が36度のぬる湯(濾過なし)。左側が42度の熱湯(濾過あり)。真ん中は源泉です。

長湯が楽しめる温度設定があり、ありがたい。冷たい源泉は、そのまま湯船に掛け流し。湯船の中のお湯を循環させながら温めています。


湯船には白く結晶した大量の湯の花。反射する空も美しい。


左は打たせ湯。源泉掛け流しなので、水温10度程度。非常に冷たい。ここでも渋の湯と同じように、「冷→ぬる→暖」の温冷交代浴ができる。
それにしても、外に見える八ヶ岳の自然と、浴室内に生える植物の組み合わせが素晴らしい。遠近感が湧いて、八ヶ岳の自然が室内に入り込んでいるようだ。


湯船の天井は、天井も傾斜をつけたガラス屋根で、八ヶ岳ブルーと言われる美しい青空を望む。
切り取られる事で、美しさの増す八ヶ岳ブルー。目の前には八ヶ岳の樹木。

これら全てを狙って作るったのだから、先代の主人の才能は尋常ではない。私が過去体験した浴室の作りの中でもトップレベルのものだ。

ただ一点だけ惜しいのが、旧サウナ室がシャワーブースに代わっていたこと・・・残念すぎる。仕上げもタイル張りであまりこの浴室には馴染まない。
サウナに入って、水風呂がわりに鉱泉なんて最高だったのに・・・

客室

客室に特段変わった点はないが、テレビはない。秋からこたつや暖房が使えるようだ。
ちなみに、携帯は圏外。館内にはWi-Fiが飛んでいました。

おしゃれな館内

ドライフラワーと写真・剥製が多く飾られた、美しい館内。
山岳リゾートといった感じだ。


ラウンジも広く、リッチな別荘を思わせる。

夕食

食堂は暖色のライトで照らされ、暖かい感じた。

夕食時間は17:30〜18:00の間に、準備ができたら館内放送にて知らされる。


ここの天井にも沢山のドライフラワー。見事である。


夕食は日替わりのようです。メインは合鴨のロース。川魚は味噌焼きでした。全て体に優しいお味で、とても美味しい。山菜の小鉢も全て手作りのようで、女将さんと宿泊者で調理方法を話していました。

夕食中には各テーブルに女将さんが挨拶と、翌日の予定(送迎の有無・朝食か弁当か)を確認しに来てくれます。とっても優しい方です。

2人前〜別料金にて、郷土料理のしし鍋や鹿のたたきも食べられるらしい。ちなみに、唐沢鉱泉では、缶・瓶・生ビール全てがサッポロビール。サッポロファンはぜひビールをどうぞ。

朝食

朝食も会場は同じ。お時間は朝7:00〜8:30(早朝出発の場合は弁当に変更可能)。
どれも美味しい。鮭も厚みがあり、山奥とは思えないクオリティー。

山岳リゾート・唐沢鉱泉

唐沢鉱泉は上高地を思わせるリゾート宿泊地でした。温泉・料理・環境・送迎。どれもおすすめできる宿。

少し登山ができる人なら、八ヶ岳をハイキングして、宿泊は唐沢鉱泉なんていうのも最高です。

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